最先端の医療を受けるには

最先端の医療を受けるには

単純な風邪や怪我等はかかりつけの病院で診てもらう事が多いと思いますが、命に関わるような病気になった場合は病院選びも慎重になるはずです。最新の医療を行う病院の情報を得る為にはどうしたら良いのでしょうか。

紹介状を書いてもらう

普段からかかりつけの病院がある場合は、担当医に相談して紹介状をもらい専門医の診断と治療を受けるべきです。大規模な病院や大学病院であれば最良の治療が受けられると判断してはいけません。同じ大学病院でも得意分野がありますし、高度先進医療を必ず行っているとは限りません。例えば、頭頸部がんと診断された場合は耳鼻咽喉科の領域となります。大学病院なら必ず耳鼻咽喉科はありますが、その大学病院によっては頭頸部がんの症例を扱った実績がほとんどない場合もあります。がんに関してはがん専門病院の方が専門知識も多いですし、がんに対しての高度先進医療を行っている場合も多いのです。
また病院探しはネットやマスメディア、本等で自分で探しかかりつけ医に相談するのも一つの手です。紹介状はかかりつけ医が知っている医療機関や医師に限って書くものではありません。良い医療機関が見つかり受診をする際には、これまでの経過やX線写真等の検査所見を用意して受診しましょう。

高度先進医療の種類

高度先進医療には第2項先進医療と第3項先進医療の2種類があります。2004年に導入された第2項先進医療は、薬事法の承認、認証、適用があるものを指します。2008年に導入された第3項先進医療は、薬事法の承認、認証、適用を受けていないもので、一定の要件を満たし医療技術に科学的根拠がある事、特定機能病院または同等の体制がある病院である事、高度医療評価会議によって有効性と安全性を認められている事が必須となります。承認されている高度先進医療は2010年5月現在で107種類あり、そのうち第3項先進医療は21種類となります。

注意するべき部分

高度先進医療を受ける際に注意したい部分があります。高度先進医療の医療技術はいずれも既に学会レベルで認められているものですが、一般的にはまだ完全認知されていない新しい医療技術です。その為、治療を受けるにあたっては従来の一般診療以上に慎重に対応する必要があります。治療内容はもちろんの事、治療期間やかかる費用等についても詳細な説明を受けてから慎重に検討し、十分に納得した上で同意書にサインするようにしましょう。

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