現場で深い知識を得よう

現場で深い知識を得よう

高度な看護技術がないから無理?と考えてしまうのが、これから高度先進医療に携わりたいと考える看護師が不安に感じる部分ではないでしょうか。しかし、実際の高度先進医療の現場を見てみると、その知識は現場で学んでいく事が多いようです。

高度先進医療に携わる看護師

高度先進医療に興味のある看護師は多いのではないでしょうか。高度先進医療が行われている病院は大学病院や国立病医等の大規模病院が多く、そこでは高度な医療機器を揃え高度な技術で医療を行う医師とそれに携わる看護師がいます。高度先進医療を行う病院で働く看護師の中には自ら希望してその病院で働く人と、希望してはいなかったけど自然と高度先進医療に携わっている人がいると思います。どちらにしても治療を目的とした高度な医療に携わりますので、その看護も難しいものと考えがちです。しかし、実際に高度先進医療に携わる看護師が高度な看護をしているとは限りません。
あくまでも看護師は患者さんに寄り添いながら治療の補佐をする立場です。先進医療に関する深い知識を求める看護師にとっては適している職場と言えますが、患者さんとのコミュニケーションや関わりを大切に考える看護師には物足りなさを感じるかも知れません。常に病気を治す事が目的となる高度先進医療の現場では、医師と患者さんとの信頼関係が深まる事が多くなりますので、その中で自らが看護のあり方を考えなければいけません。

看護師の役割

高度先進医療を行う医療機関の多くは大学病院ですが、循環器系の研究センターやがんに特化した病院等もあります。先進医療行う病院は専門的な診療科目の設置があり、通常より多くの医師や看護師がいる事や病床数の一定基準等をクリアしていなければなりません。また、先進医療の開発を行う為、難病患者さんの受け入れや特定疾患の治療を積極的に行っています。
その中で働く看護師と一般の看護師と異なる部分は、看護業務が必ずしも看護師の仕事にならないところにあります。高度先進医療の現場には多くの医師が在籍しており、医師が看護業務に該当する仕事をこなす場面も多いのです。その中で看護師に求められるのは患者さんの生活の質向上や、治験や臨床試験に係わる様々な場面での知識と技術です。その為、がん放射線看護認定看護師やがん化学療法看護認定看護師に求められる仕事は多くなりますし、認定看護師なら医療スタッフへの指導・相談などを積極的に行い、先端医療に適した質の高い看護が提供出来るように努力を求められます。

確実にスキルアップできる職場

高度先進医療の現場で看護師として働く場合、実践で看護能力を高めながら臨床研修や高度先進医療に携わる事が望まれます。その他、管理能力や専門性も求めらますが、これら全てを実践で学びきる事はできません。その為、専門性の高い医療現場ではサポート体制がとられ、基礎研修や専門研修等が設けられたり、新しい医療内容に対応できる研修等も開催されます。看護スキルをアップさせたい看護師や、先進の医療を学びたい看護師には魅力ある職場と言えます。

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